
令和8年 年度初めのご挨拶
平素より北九州市立八幡病院の運営に格別のご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。本日より令和8年度が始まりました。地域の皆様におかれましても、新たな年度を迎え、それぞれに希望を胸に新しい一歩を踏み出されたことと存じます。
近年、医師の働き方改革、物価高騰、円安、世界情勢の悪化、人口減少と高齢化の更なる進行など、医療を取り巻く環境は大きな変革の真っ只中にあります。当院におきましては、安全で質の高い医療を持続的に提供するため、これまでにも増して働きやすい環境づくりや業務効率化、さらには医療DXの推進に絶え間なく取り組んでまいります。
また本年度は、国の医療政策においても大きな節目の年となります。令和8年度診療報酬改定では、物価高騰や人材不足といった課題を踏まえ、医療提供体制の持続可能性の確保がより一層重視されています。あわせて、救急医療をはじめとする地域医療の役割分担の明確化と連携強化が進められており、必要な医療を確実に届ける体制づくりが求められています。これらの動向を踏まえ、当院といたしましても、地域の皆様に安心して医療を受けていただける体制のさらなる充実に努めてまいります。
また、昨年度実施いたしました病院救急車(ドクターカー)更新のためのクラウドファンディングにおきましては、4,000万円を超える温かいご支援を賜りました。皆様から寄せられたご厚情と励ましのお言葉は、職員にとって何よりの支えであり、大きな励みとなっております。この場をお借りして、改めて深く感謝申し上げます。
北九州市立八幡病院は、「救命救急医療」「小児救急医療」「災害医療」を担う地域中核病院として、これからも市民の皆様の命と健康を守る使命を果たしてまいります。新年度にあたり、地域医療を担う医師会・歯科医師会・薬剤師会をはじめ、消防・警察、さらには介護・福祉関係者の皆様との連携を一層強化し、地域における切れ目のない医療提供体制の構築に努めてまいります。
職員一同、故 市川光太郎先生が掲げてきた「オール八幡」の精神のもと、地域から信頼され、選ばれ続ける病院であるために、決意を新たに不断の努力を重ねてまいります。
本年度も変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
令和8年4月1日 地方独立行政法人 北九州市立病院機構
北九州市立八幡病院 病院長 岡本 好司