診療のご案内(整形外科)[PDF]
※当科、診療のご案内は上記よりご覧いただけます。
当院は、救命救急センターを併設していることから、重度外傷が多く、また小児救急・小児総合医療センターも併設していることから、小児の骨折症例が多いことが特徴といえます。このように当院の整形外科は救急医療とともに発展してきました。今後も、当院の使命である救命救急医療、小児救急医療、災害支援医療の一役割を担いながら、市立病院ならではの地域に根ざした、地域住民に貢献出来る医療を目指し診療を行って参ります。
2019年からは新体制となり5名の医師が診療にあたっています。関節外科・手外科・外傷の各分野で専門性の高い医療を提供しております。
2018年12月移転の新病院にバイオクリーンルームが新設され、2021年4月から関節外科を専門とする医師が3名となりました。それを機会に関節疾患に対する手術を始めました。高齢化率が高い地域であるため、変形性股、膝関節に対する、関節温存手術(寛骨臼回転骨切り術、高位脛骨骨切り術)や人工関節置換術が主な手術です。人工股関節置換術は、前外側アプローチによる最小侵襲手術(MIS)を行っています。このアプローチは脱臼が少なく、筋肉を切らず早期回復が見込まれるので、高齢者の生活復帰に特に有効と考えています。軽度の変形性膝関節症の場合は、単顆人工関節置換術を行います。
また、麻酔科医の協力のもと、術後の痛みをできるだけ減らすよう努めています。
「手外科」とは、上肢の外傷(骨折や関節脱臼、腱・神経損傷など)や運動器疾患に対する機能再建を行い、動く手、使える手を取り戻すための専門性の高い分野です。手は小さな容積の中に腱・神経・血管など実に多くの組織が詰まっています。これらの組織一つ一つが重要な役割を担っているという解剖学的な特殊性を有しています。手外科では、それぞれの組織を解剖学的に再建することに加えて、これらの運動の調和を考えながら手術・リハビリテーションを行う必要があり、緻密な計画性や繊細な手術手技が要求されます。橈骨遠位端骨折や手指・手根骨骨折などの手の外傷治療に加え、リウマチ手の機能再建、キーンベック病などの手根骨壊死、母指CM関節症などの変形性関節症、肘部管症候群や手根管症候群などの絞扼性末梢神経障害、腱鞘炎、デュピュイトラン拘縮、良性の骨軟部腫瘍など幅広い手術を行います。
急性期病院ですので、主として病気やケガを発症してすぐの方に対してのリハビリテーションを提供しております。特に、運動器の変性疾患や外傷の術後に、早期のリハビリテーションを強化的に行っております。早期からのリハビリテーション実施により、より早く患者さまの機能改善を目指します。
専門分野 | 関節疾患、主に股関節 |
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学会関係 |
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コメント | 昭和59年 産業医科大学卒 |
専門分野 | 手外科、外傷、骨粗鬆症 |
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学会関係 |
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コメント | 平成10年 産業医科大学卒 |
専門分野 | 関節外科、外傷、骨粗鬆症 |
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学会関係 |
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コメント | 平成22年 産業医科大学卒 |
専門分野 | 関節外科、外傷 |
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学会関係 |
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コメント | 平成23年 産業医科大学卒 |
専門分野 | 一般整形、外傷 |
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学会関係 |
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コメント | 平成29年 産業医科大学卒 |