当院は災害拠点病院、福岡県DMAT指定医療機関、二次被ばく医療機関に指定されており、北九州市地域防災計画・北九州市医師会医療救護計画における統括医療機関(コマンダー施設)です。また、敷地内に北九州市消防局の常設型救急ワークステーションが設置されており、災害時に迅速な連携活動が行える体制です。
災害医療研修センター(Disaster Medical Education Center:DMEC)は東日本大震災の経験から2011年10月に設立されました。DMAT/JMATなど派遣医療とともに被災地内の医療資源を災害急性期から有効活用することの重要性から、災害急性期の被災地内医療支援体制の構築(北九州モデル事業)を目指し活動しています。
災害医療作戦指令センター(Disaster Medical Operation Center:DMOC)は、北九州市医師会医療救護計画に基づき2016年4月に設置されました。DOMCは、発災時において北九州市内の医療支援情報を一括管理できるため、関係機関・団体と連携して、発災ゼロ時から災害医療支援が行えます。
九州地方も大きな被害を受けることが予想される南海トラフ地震やさまざまな局地災害、特殊災害に対して、当院のDMEC及びDMOCが被災地内医療支援活動におけるコーディネーター役を果たしていきたいと考えます。