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診療案内

皮膚科

診療科の紹介

 当院は乾癬の生物学的製剤使用承認施設です。乾癬以外にも、アトピー性皮膚炎や掌蹠膿疱症、化膿性汗腺炎、蕁麻疹に対する各種生物学的製剤を取り扱っています。薬剤によっては在宅自己注射の指導も積極的に行っています。

 皮膚は、体の内側と外側を隔てる重要な臓器で、さまざまな機能をもっています。例えば毛髪や角化細胞と呼ばれる皮膚の最外層を構成する細胞は外的刺激に対する防御壁となり、毛周期やターンオーバーに従い、時間が経つと古いものは脱落し新しく再生されます。暑くなると汗腺から汗を出して体温を調節し、日光を浴びると皮膚表面の細胞を守るためにメラノサイトという細胞が色素(メラニン)を産生したり、異物やあらゆる病原微生物の感染を防ぐための免疫も皮膚全体で巧妙に働くようになっています。
 皮疹(ひしん)や腫瘍(しゅよう)の多くは、これらの器官が十分に機能できない(もしくは過剰に働く)ような状況になると出現します。イボやとびひなどの感染症、疲れやストレスなどにより出現する蕁麻疹、内服している薬剤が原因による薬疹や悪性腫瘍(がん、にくしゅ)など、皮膚疾患や皮膚にできる腫瘍は500以上と言われております。一方で、これらの中には診断を正確につけるのが難しいものもあり、そもそも原因や有効な治療がわかっていない病気もあります。
 当科では、まず「視診(ししん:皮膚を観察し状態を把握する診察方法です。)」をしっかりと行い、その後、伺ったお話などを参考に必要に応じて皮膚生検(ひふせいけん:病変の一部を採取し病理検査を行う)や血液検査などの各種検査を提案し、なるべく正確な診断が得られるように努力しております。また内科的、外科的疾患の検査や治療が必要と考える場合には、院内(時に院外)の他科の医師と緊密に連携し、質の高い医療を行なっていくことを心がけております。

診療科の特徴

 当院は、乾癬やアトピー性皮膚炎などに対する生物学的製剤使用承認施設です。近年、乾癬やアトピー性皮膚炎には生物学的製剤を含めた様々な治療法があり、一人ひとりの重症度、生活への影響を考慮して適切な治療法を提案するようにしています。生物学的製剤の中には在宅自己注射が可能な製剤があり、当科では医師と看護師による注射指導に力を入れています。調剤薬局とも連携をとり患者さんが安心して治療ができるようサポートしています。
 最新型の限局型光線機器(エキシマライト)を導入し、乾癬や掌蹠膿疱症、アトピー性皮膚炎、白斑、円形脱毛症等で施行しています。小児の患者さんも十分な説明と同意を得た上で安全に配慮して実施しています。

ターゲット型エキシマライト(紫外線治療機器)導入

2022年に最新のターゲット型エキシマライト(紫外線治療機器)であるフレクシスを導入しました。乾癬、アトピー性皮膚炎、尋常性白斑、掌蹠膿疱症、円形脱毛症などの疾患に保険適用があります。詳しくは外来担当医にご相談ください。

帯状疱疹ワクチン(不活化ワクチン)接種開始

2022年9月より新しい帯状疱疹ワクチンである「不活化ワクチン(シングリックス)」のワクチン接種を、当院でも開始致しました。また、従来より、水痘ワクチンとして使用されてきた「弱毒性水痘ワクチン」も引き続き接種は可能で、ワクチン接種をご希望される方の選択肢が拡大されました。

詳しくは帯状疱疹予防ワクチンパンフレット[PDF]を参考にご検討ください。

【ご予約方法】
皮膚科外来(2階Dブロック受付)にてお電話もしくは窓口で承ります。
TEL:093-662-6565(代表)<お電話受付時間14:00~16:00>

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