薬剤師の業務といえば、「調剤」をイメージすると思いますが、医薬分業の推進など、様々な医療環境の変化に伴って、我々の業務も多様化しています。
薬剤師の基本姿勢は、医療チームの一員として、薬学的視点に立ち、医薬品の有効性・安全性を確保することであると考えています。
患者様の利益を守るために、他の医療スタッフと協力しながら、薬物療法が有効かつ安全に行われるよう日々努力しております。
診療のご案内(薬剤課)[PDF]
※当課、診療のご案内は上記からご覧いただけます。
患者様の飲み薬や塗り薬を、医師の処方せんに基づき、使用量や相互作用などを確認して調剤しています。当院では、内服薬約1,090品目、外用薬約380品目を取り扱っています。
注射薬においても、内服薬と同様に、医師の処方せんに基づき、使用量や相互作用などを確認し、患者様個人ごとに揃えています。当院では、注射薬約740品目を取り扱っています。
製薬会社が販売していない特殊な外用薬や点眼薬などを、 院内製剤として作製しています。また、院内で使用する消毒薬などを供給しています。
医薬品は、薬物に情報が伴うことで、はじめて患者様に使用できるものとなります。常に更新されている医薬品情報を整理して提供することが、適正な薬物療法につながります。医療スタッフには、「薬局ニュース」を発行し、必要な情報を伝達しています。また、院内で採用する医薬品を審議するための資料を作成しています。
病棟において、薬剤師が患者様にお薬の説明や相談、あるいは自覚症状や検査値から副作用の確認などを行っています。
抗がん剤等の調製を無菌的に薬剤師が行っています。
調製時は、薬品名や調整量、血液検査データ等を二人の薬剤師が相互に確認するなど、最新の治療を払っており、調製した薬剤の監査には万全を期しています。
これらにより、患者さんの抗がん剤による治療の安全を確保し、より安心して受けていただくことができるように努力しています。
(一社)薬学教育協議会認定 実務実習指導薬剤師 |
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4名 |
日本医療薬学会認定 医療薬学専門薬剤師 |
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1名 |
日本病院薬剤師会認定 がん薬物療法認定薬剤師 |
日本臨床腫瘍薬学会認定 外来がん治療認定薬剤師 |
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1名 | 2名 |
日本化学療法学会認定 抗菌化学療法認定薬剤師 |
日本薬剤師研修センター認定 小児薬物療法認定薬剤師 |
1名 | 2名 |
日本災害医学会認定 災害医療認定薬剤師 |
日本臨床救急医学会認定 救急認定薬剤師 |
1名 | 1名 |
日本病院薬剤師会認定 病院薬学認定薬剤師 |
日本薬剤師研修センター認定 研修認定薬剤師 |
3名 | 10名 |
日本医療安全学会認定 高度医療安全推進者 |
糖尿病療養指導士認定機構認定 日本糖尿病指導士(CDEJ) |
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1名 | 2名 |
福岡糖尿病療養指導士認定会認定 福岡県糖尿病療養指導士(LCDE) |
日本循環器学会認定 心不全療養指導士 |
2名 | 1名 |
日本栄養治療学会認定 NST専門療養士 |
日本腎臓病協会認定 腎臓病療養指導士 |
1名 | 1名 |
日本アレルギー疾患療養指導士認定機構認定 アレルギー疾患療養指導士 |
厚生労働省DMAT事務局認定 日本DMAT隊員 |
3名 | 2名 |
日本災害医療薬剤師学会認定 災害医療支援薬剤師 |
日本救急医学会認定 ICLSアシスタントインストラクター |
1名 | 2名 |
福岡県認定 福岡県肝炎治療コーディネーター |
医療情報学会認定 医療情報技師 |
3名 | 1名 |
介護支援専門員 | |
1名 |
当薬剤課では、医学研究に取り組み、医療の進歩に役立てたいと考えています。皆さま方には、下記の研究テーマについてその内容をご確認いただきますようお願い申し上げます。
心肺停止で救急搬送もしくは院内で心肺停止となり救命処置を受けた患者さんおよびご家族の方へのお知らせ[PDF]
承認(通知)番号:第202111006号
【心肺停止患者を対象とした使用薬剤の長期予後への寄与についての多施設共同研究】
研究期間:2015年4月1日~2023年3月31日
薬剤課 原田桂作
当院では作用メカニズムが異なる複数の抗がん剤や生物学的製剤を組み合わせて使用するレジメンが登録されております。レジメンとは、使用する抗がん剤の種類、用法・用量、休薬期間を時系列で示した治療計画のことを指します。
当院では、有効かつ安全な抗がん剤使用を推進するために、レジメンを登録するにあたってがん治療認定医、がん薬物療法認定薬剤師、外来がん治療認定薬剤師、がん化学療法看護認定看護師を含む約10名の専門家が予備審査を行います。
その後、前述の専門家も含めた化学療法に携わる各診療科の医師の代表者や業務に携わる看護師、薬剤師、管理栄養士その他職種から構成される「がん化学療法委員会」において本審査を行います。登録されたレジメンを使用することで、化学療法に必要な薬をもらさず安全に治療を行うことができます。また、当院では、治療中の急変時等の緊急時、患者さんが入院できる体制を整えています。
当院で登録されているレジメンは以下の通りです。
【保険薬局の皆様へ加算再開のお知らせ】 外来腫瘍化学療法診療料1を算定している患者様に対して 休止しておりました、連携充実加算の算定を再開します (2024年3月1日より)。 当院でがん化学療法を実施している患者さんに対しての 「特定薬剤管理指導加算2」の算定も再開可能となります。 |
TEL:093-662-6565(代表番号)問合せ先:薬剤課
患者から聞き取った処方薬剤のアドヒアランスや健康食品の使用に関する情報など、即時性の低い情報について、処方医師へ手際よくフィードバックするレポートです。
医薬品適正使用の推進や医療安全の観点から、当院ではトレーシングレポート(薬剤情報提供書)を導入・推進することにいたしました。緊急性の低い服薬状況などに関する報告や処方内容に関する提案には、トレーシングレポートをご活用いただけましたら幸いです。FAXにて送信いただきましたら、医師へ情報伝達を行い、情報の共有化を図ります。
<注意>
様式をダウンロードして頂き、事項をご記入頂いた後、FAXにて当院診療支援部薬剤課までご送信ください。
※トレーシングレポートについて、当院のひな型を使用し、返信を希望された場合は、薬剤課より各保険薬局に返信をFAX致します。
トレーシングレポートのひな型:トレーシングレポート[PDF]
TEL:093-663-9155
FAX:093-663-9156
薬剤課では、北九州市立病院への就職を考えている方を対象として、病院見学を行っています。随時対応致しますので、ご希望の方は、下記までご連絡ください。
TEL:093-662-6565(担当:薬剤課長 原田)
E-MAIL:byouyahatayakuzaika@gmail.com