令和6年新春のご挨拶を申し上げます。
早いもので北九州市立医療センターは地方独立行政法人化後6年目を迎えました。独法化後充実を図ってまいりました患者支援センターにより、受診予約から退院後支援まで、地域医療機関や施設の皆さまとの切れ目のない連携が進んでまいりました。地域医療支援病院としての役割を果たすため、救急科を設立し救急患者受け入れ体制を整え、また、紹介受診重点医療機関として地域医療機関の皆さまへ逆紹介をさらに進めております。今年度も地域がん診療連携拠点病院として、ゲノム診療、ダヴィンチ手術、治験推進を含め、高度ながん診療で県下屈指の治療成績はもちろん、がん患者さんのために国が求める精神的ケア、就労支援、アピアランスケア、グリーフケアなど最後まで寄り添うケアを誠実に行ってまいります。総合周産期母子医療センターおよび第二種感染症指定医療機関としては、新興感染症旺盛期に関わらず安心して出産していただける周産期医療を地域に提供し、また質の高い生活習慣病医療を行います。
地域医療機関の皆さまにおかれましては、今年も引き続きご紹介いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
令和6年元旦 北九州市立医療センター院長 中野 徹