緩和ケア病棟は2001年4月に開設された院内病棟型で、全室個室です。ラウンジ、オープンキッチン、談話室、家族部屋2室、庭園、浴室があります。入院中は、できるだけQOLを維持しつつ、穏やかに生活できるように努めています。
緩和ケア内科では、がん患者さんの苦痛をできるだけ緩和していくことを目標としています。外来で症状緩和が難しい場合は緩和ケア病棟に入院することが考えられますが、ご希望があれば自宅へ退院できるように地域の訪問看護ステーション、医療機関などとも連携して、できるだけ患者さんの希望の場所で療養できるように支援することも行っております。
サポート面では、患者さんに身体面だけではなく心理・精神面あるいは社会的な背景を大事にしてがん患者さんの苦痛を和らげ、ご家族にも配慮することができるケアを実践しています。緩和ケア病棟は今後とも、よりよい緩和ケアのための療養場所の選択肢の一つになればと考えています。