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診療案内

消化器内科得意分野及び対象疾患

得意分野及び対象疾患

得意分野

消化菅がん、膵がん、胆道がんの診断と内視鏡治療、炎症性腸疾患、機能性消化管障害、酸関連疾患の診断治療。

対象疾患

消化菅疾患(食道、胃、十二指腸、小腸、大腸)、消化管がん、膵がん、胆道がん、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)、機能性消化管障害など。

日本消化器学会認定施設、日本消化器内視鏡学会指導施設、日本消化菅学会胃腸科指導施設

 2021年4月より、十二指腸がんに対するESD、十二指腸乳頭部腫瘍に対して内視鏡的乳頭切除術を導入いたしました。すでに、北九州市内のみならず、福岡市、大分県、山口県からも多数のご紹介を頂いております。北部九州で十二指腸の内視鏡治療をセンター化するべく体制を整備しました。当科では進行がん患者の消化管通過障害に対して、食道、胃、十二指腸、大腸ステントなど最新の治療技術を提供可能です。治療後も、再治療のタイミングなどを含め積極的に緩和治療にも関わっておりますので、気軽にご相談ください。

トピックス:内視鏡を用いた最新の診断と治療

超音波内視鏡検査

超音波検査(エコー検査)は音波が跳ね返ってくる現象(エコー)を画像化することにより、臨床現場で幅広く診断や治療に応用されています。
当院はこの胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)に小型化した超音波装置がついたEUS専用機を常備しています。

超音波内視鏡を用いた診断

超音波内視鏡下穿刺吸引法
(endoscopic ultrasound guided fine needle aspiration :EUS-FNA)

EUS-FNAは,消化管に近接した病変に対してエコーガイド下(EUSガイド下)に、内視鏡先端から専用の針を用いて細胞や組織を採取する検査法です。画像診断では限界のある症例で、病理診断により確定診断が得られる点で利点です。外科的な開腹・開胸生検と異なり、傷が残らず体に負担の少ない検査です。消化管周囲(縦隔、腹腔内、後腹膜)の腫瘤性病変,消化管粘膜下腫瘍,リンパ節,他の検査では画像化できない微量腹水などが対象です。正診率は70-90%と高率でありながら、偶発症は2%以下と有効性や安全性が高いことから、2010年より保険適応された手技です。検査は静脈麻酔を用いて、眠っている間に終わります。針は採血や点滴で用いるような針よりも更に細い針を使用しますので、痛みはほとんどありません。

超音波内視鏡を用いた治療

(新規デバイス)Hot AXIOSを用いた超音波内視鏡下ドレナージ術

適応:胃壁又は腸壁に密着している(1)症候性膵仮性嚢胞又は(2)70%以上の液体成分を認める症候性被包化壊死に対し、経胃又は経十二指腸的な内視鏡治療

従来は膿を排泄するために他の手技で用いるプラスチック製の筒(ステント)を使用して瘻孔形成、ステント留置を行っておりましたが、煩雑で時間がかかる上に偶発症(迷入や逸脱)が問題でした。新規デバイスであるHot AXIOS(金属製の筒)は穿刺・拡張・留置を同時に行うことができる一体型システムで、より安全で短時間な手技と偶発症の軽減が可能となりました。2018年10月より薬事承認され、当院でも使用可能となりました。本手技は実施医と実施医療機関が規定されています。
当院は、北九州地区で本処置が可能な認定施設になっております。

超音波内視鏡下嚢胞ドレナージ術(EUS-guided cystogastrostomy)

急性&慢性膵炎の後遺症として発症する膵周囲液体貯留は、そのまま放置すると時に感染して膿瘍(化膿して膿がたまること)を形成することがあります。膿瘍が生体内にとどまることは、たくさん致死的な合併症の原因となります。このため、たまった膿は対外へ出す必要があります。膵炎後の液体貯留は、胃のすぐ後ろにできることが多いため、膿のたまった空間へ超音波内視鏡で針を刺して膿を吸引(穿刺)、針穴を風船で拡張(拡張)、膿が継続的に出せる通り道を作ること(ステント留置)を行います。この治療法は開腹手術よりも患者さんへの負担が少なく、安全性や治療効果が高いことから、2012年より保険適応されています。

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