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診療案内

放射線科得意分野及び対象疾患

診断部門:画像診断全般、超音波/CTガイド下生検
治療部門:放射線治療

粒子線治療について

粒子線治療は電荷をもった粒子を加速して、がん病巣に照射する治療です。
粒子線には陽子を用いる陽子線治療と炭素イオン線を用いる重粒子線治療の2種類あります。
特徴として、からだの中をある程度進んだところで線量がピークとなって止まる性質があるため、目的の部位にそのピークを調整することで、副作用を軽くし、がん病巣だけをピンポイントで照射ができることがあります。

がんの種類によって異なりますが、X線治療と比較するとがん病巣部により高い量の放射線を照射することができ、より高い治療効果を得ることができます

当院では国内の粒子線治療施設と連携して、粒子線治療を希望する患者さんへの情報提供、適応判断、適応のある患者さんの紹介を行っています。

 

核医学治療について

放射性同位元素を特定の部位やがんに集中させ、その部位の周囲だけに放射線の影響を及ぼして細胞を死滅させる治療方法です。

 

当院で行われている外来での核医学治療

甲状腺がん
甲状腺がんと診断され、甲状腺全摘術によって病巣をすべて取り除くことができたと判断された場合でも、わずかに甲状腺組織が残っている可能性があります。放射性ヨウ素カプセルを内服することで、わずかに残った甲状腺組織の処置をすることをアブレーションといいます。アブレーションによって、再発予防の効果が期待できます。

前立腺がん
骨転移のある去勢抵抗性前立腺がんが対象となります。Ra-223(塩化ラジウム)を静脈内へ投与することによって治療を行います。
投与の間隔は4週間に1回投与で、最大6回の治療が可能です。

当院で行われていない外来での核医学治療に関しては他の医療機関に紹介しています。

 

 

専用治療病室に入院が必要な核医学治療

ヨードを取り込む性質を保持している甲状腺の乳頭がんまたは濾胞がんが対象となります。

ヨード治療は放射性ヨウ素カプセルを内服することによって治療を行います。周囲の人にも放射線の影響が及ぶ可能性がありますので、放射線を遮る構造をもった専用治療病室が必要です。

病状に応じて専用治療病室を有する医療機関に紹介しています。

 

 




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