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治験・臨床研究

臨床研究推進センター - 臨床研究推進センター長挨拶

臨床研究推進センター長の挨拶

 臨床研究推進センターの創設に際して

 昨今の医療の進歩は目覚ましいものがあります。北九州市立病院機構は北九州市民の命を支えるべく、ロボット医療やゲノム医療をはじめとした高品質の医療の提供に努めて参りました。とはいえ、医療をさらに進歩させるためには、現状に甘んじることなく、より高品質な「明日の医療」を求めることが重要です。そして、明日の医療は、臨床研究や治験によって構築されるエビデンスがあって始めて創り出されるものです。
 そこで、臨床研究を推進し明日の医療を創生することを目的に、当機構に臨床研究推進センターを設置しました。北九州市立病院機構は、高度ながん医療・感染症・周産期医療の拠点医療機関である北九州市立医療センターと、救急医療・小児医療・災害医療の拠点医療機関である市立八幡病院の2医療機関がそれぞれの特性を活かした医療を提供しています。現状においても、新型コロナ感染症、炎症性腸疾患、肺がんを中心に活発に臨床研究や治験を実施していますが、両病院が有する豊富な臨床経験、優秀な人材、高度な設備を駆使して、より広い領域で臨床研究と治験を推進したいと考えています。
 臨床研究と治験の実施に際してもっとも重要な2つのポイントは、科学的であることと、倫理的であることです。この2つを兼ね備えてこそ初めて安全安心で信頼に足りる新規医療が開発できます。そこで、臨床研究推進センター設置に際して様々な準備をしてきました。両病院の臨床研究・治験審査委員会を一本化し、迅速かつ適正な審査体制を構築しました。機構本部に同センターを置き一元管理することにより業務の効率化を図りました。九州大学においてARO次世代医療センターの創設及び運営や臨床研究中核病院事業を主導してきた理事長の中西がセンター長を務め、CRCとしての豊富な経験を有し日本医療研究開発機構モニター研修等の九州地区のリーダー役であった稲田が実務を主導する体制とすることで、管理体制の強化と適正化をはかります。
 北九州市民の皆様や医療関連企業の皆様と手を取り合って、一刻も早く「明日の医療」が「今日の医療」として実現することを目指して行きたいと考えています。皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

北九州市立病院機構 理事長
臨床研究推進センター センター長
中西洋一

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