平成29年度 北九州市立八幡病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 3,874 629 128 120 177 214 502 704 675 218
【集計条件】
 ・平成29年4月1日から平成30年3月31日までの退院患者数です。
 ・「入院後24時間以内に死亡した患者」又は「生後1週間以内に死亡した新生児」は集計の対象から除いています。
【解説】
 当院は、救命救急センター・小児救急センターを設置し、一次から三次まで、また小児から高齢者まで、幅広く患者を受け入れています。
 特に小児医療については、成人科協力の下、365日24時間積極的に受け入れていることから、当院の退院患者数に占める小児患者の割合が高くなっています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 32 21.50 20.83 31.25 81.13
100070xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 なし 85歳未満 30 13.20 14.27 0.00 62.27
0400801499x002 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし A-DROP スコア2 12 17.67 15.12 8.33 82.92
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 11 5.64 3.59 9.09 71.82
060300xx99x00x 肝硬変(胆汁性肝硬変を含む。) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 13.04
170020xxxxxx0x 精神作用物質使用による精神および行動の障害 定義副傷病 なし 2.66
【集計条件】
 ・平成29年4月1日から平成30年3月31日までの退院患者数です。
 ・「入院後24時間以内に死亡した患者」又は「生後1週間以内に死亡した新生児」は集計の対象から除いています。
 ・患者数が10未満の場合は「-」で表示しています。
 ・「転院率」は、転院患者数/全退院数で計算しています。
【解説】
 当科は、呼吸器・消化器・糖尿病・神経の各分野の専門医がおり、さまざまな症例に対応しています。
 肺炎・糖尿病の患者さんが多いです。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 99 3.31 3.03 0.00 67.60
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 65 20.71 17.71 18.46 83.60
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 54 7.98 4.62 3.70 71.93
050050xx99200x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 2あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 24 3.42 3.19 0.00 68.75
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 23 22.39 20.83 43.48 82.78
【集計条件】
 ・平成29年4月1日から平成30年3月31日までの退院患者数です。
 ・「入院後24時間以内に死亡した患者」又は「生後1週間以内に死亡した新生児」は集計の対象から除いています。
 ・「転院率」は、転院患者数/全退院数で計算しています。
【解説】
 虚血性心臓病(狭心症もしくは心筋梗塞)のため心臓カテーテル検査を行った症例が最も多く、次いで心不全の症例です。
 進行する高齢化により心不全は増加の一途を辿っています。心臓リハビリテーションの早期介入に努めて、入院期間の短縮を図っています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2 なし 708 7.42 6.03 1.13 2.05
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 定義副傷病 なし 462 7.35 5.94 1.08 1.60
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 401 7.45 5.70 0.75 2.83
150010xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2 なし 370 6.05 5.50 0.81 3.69
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 331 8.00 6.32 2.11 3.43
【集計条件】
 ・平成29年4月1日から平成30年3月31日までの退院患者数です。
 ・「入院後24時間以内に死亡した患者」又は「生後1週間以内に死亡した新生児」は集計の対象から除いています。
 ・「転院率」は、転院患者数/全退院数で計算しています。
【解説】
 インフルエンザやRSウイルスなどのウイルス性や細菌性の気道感染症、ノロ、ロタなどのウイルス性の胃腸炎などの感染症が上位を占めます。
 新病院の移転に伴い、小児救急・小児総合医療センターを開設しました。これまで以上に地域のこどもたちが安心して治療を受けられるよう努力してまいります。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 76 5.61 5.56 0.00 16.37
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 33 6.91 8.98 3.03 72.67
060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2 なし 32 14.50 11.44 6.25 71.88
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 27 12.96 10.61 0.00 72.07
060035xx99x60x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 6あり 定義副傷病 なし 26 5.04 4.47 0.00 68.00
【集計条件】
 ・平成29年4月1日から平成30年3月31日までの退院患者数です。
 ・「入院後24時間以内に死亡した患者」又は「生後1週間以内に死亡した新生児」は集計の対象から除いています。
 ・「転院率」は、転院患者数/全退院数で計算しています。
【解説】
 診断群分類では、急性期疾患である虫垂炎、腸閉塞、胆管炎等が多く、いずれも救命救急センターを併設している当院の特色を示しています。
 悪性腫瘍では肝腫瘍、肝内胆管腫瘍や結腸(虫垂を含む。)腫瘍が多く、主に鏡視下手術を行っていますが、手術以外でも血管カテーテル治療や抗がん剤治療を積極的に行っています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 62 40.84 27.09 79.03 79.39
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 定義副傷病 なし 43 23.58 19.94 72.09 78.79
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病 なし 21 10.48 5.21 14.29 37.86
160740xx97xx0x 肘関節周辺の骨折・脱臼 手術あり 定義副傷病 なし 17 5.41 5.16 0.00 11.76
160980xx99x0xx 骨盤損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 15 26.93 19.97 60.00 76.20
【集計条件】
 ・平成29年4月1日から平成30年3月31日までの退院患者数です。
 ・「入院後24時間以内に死亡した患者」又は「生後1週間以内に死亡した新生児」は集計の対象から除いています。
 ・「転院率」は、転院患者数/全退院数で計算しています。
【解説】
 急性期病院のため、外傷患者が多く、中でも高齢者の大腿骨近位部骨折、脊椎椎体骨折、骨盤脆弱性骨折、小児での前腕、肘関節周囲の骨折が多くなっています。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140140xxxxxxxx 口蓋・口唇先天性疾患 79 8.44 9.64 0.00 7.43
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1 なし 22 4.32 4.86 0.00 37.95
160200xx0200xx 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 鼻骨骨折整復固定術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 21 4.57 5.60 0.00 15.62
080011xx99xxxx 急性膿皮症 手術なし 15 8.73 11.73 0.00 55.87
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1 なし 10 5.60 4.14 0.00 29.20
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術 あり 手術・処置等2 なし 10 6.60 3.29 0.00 71.90
【集計条件】
 ・平成29年4月1日から平成30年3月31日までの退院患者数です。
 ・「入院後24時間以内に死亡した患者」又は「生後1週間以内に死亡した新生児」は集計の対象から除いています。
 ・「転院率」は、転院患者数/全退院数で計算しています。
【解説】
 当科の特色として体表の先天異常の手術を多く行っており、特に口蓋・口唇・顎裂の手術が最も多くなっています。
 また、救急病院であるため顔面骨骨折の手術も多くなっています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 10 24.60 16.51 70.00 68.30
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 9.68
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 7.34
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 6.32
010010xx99000x 脳腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 11.14
【集計条件】
・平成29年4月1日から平成30年3月31日までの退院患者数です。
・「入院後24時間以内に死亡した患者」又は「生後1週間以内に死亡した新生児」は集計の対象から除いています。
・患者数が10未満の場合は「-」で表示しています。
・「転院率」は、転院患者数/全退院数で計算しています。
【解説】
 昨年度はスタッフの異動に伴い、救急対応も含めた受診制限を設けていたため、前年実績と比較し患者数が減少していますが、平成29年11月以降の救急対応の再開を受けて、脳血管傷害と頭部外傷、てんかんの患者数が比較的多くみられます。高齢者の受診が多く、てんかん等の疾患でも自宅退院を目標に入院日数が延びる傾向があります。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080011xx99xxxx 急性膿皮症 手術なし 11.73
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 8.95
080100xxxx0xxx 薬疹、中毒疹 手術・処置等1 なし 10.89
【集計条件】
 ・平成29年4月1日から平成30年3月31日までの退院患者数です。
 ・「入院後24時間以内に死亡した患者」又は「生後1週間以内に死亡した新生児」は集計の対象から除いています。
 ・患者数が10未満の場合は「-」で表示しています。
 ・「転院率」は、転院患者数/全退院数で計算しています。
【解説】
 蜂窩織炎や丹毒などの急性感染症が多く、他、薬疹・中毒疹の入院が多くなっています。
 帯状疱疹は多くは外来で治療しておりますが、汎発型や顔面発症例では入院治療を行っています。
泌尿器
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 定義副傷病 なし 10 18.70 12.34 10.00 54.10
11022xxx99xxxx 男性生殖器疾患 手術なし 8.94
11012xxx97xx0x 上部尿路疾患 その他の手術あり 定義副傷病 なし 7.20
11012xxx99xx0x 上部尿路疾患 手術なし 定義副傷病 なし 5.39
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 7.31
【集計条件】
 ・平成29年4月1日から平成30年3月31日までの退院患者数です。
 ・「入院後24時間以内に死亡した患者」又は「生後1週間以内に死亡した新生児」は集計の対象から除いています。
 ・患者数が10未満の場合は「-」で表示しています。
 ・「転院率」は、転院患者数/全退院数で計算しています。
【解説】
 緊急入院・処置を要する尿路性器感染症が多い傾向にあります。
 その他、尿路悪性腫瘍や尿管結石に対する手術治療を積極的に施行しています。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120250xx99x0xx 生殖・月経周期に関連する病態 手術なし 手術・処置等2 なし 4.46
120070xx01xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 開腹によるもの等 10.27
120250xx97x0xx 生殖・月経周期に関連する病態 手術あり 手術・処置等2 なし 4.45
130090xx97x0xx 貧血(その他) 手術あり 手術・処置等2 なし 10.89
120220xx02xxxx 女性性器のポリープ 子宮内膜掻爬術 2.26
120080xx97xxxx 女性生殖器の良性腫瘍(その他) 手術あり 4.81
070560xx97x0xx 全身性臓器傷害を伴う自己免疫性疾患 手術あり 手術・処置等2 なし 28.63
120230xx02xxxx 子宮の非炎症性傷害 子宮鏡下子宮中隔切除術、子宮内腔癒着切除術(癒着剥離術を含む。)等 2.49
【集計条件】
 ・平成29年4月1日から平成30年3月31日までの退院患者数です。
 ・「入院後24時間以内に死亡した患者」又は「生後1週間以内に死亡した新生児」は集計の対象から除いています。
 ・患者数が10未満の場合は「-」で表示しています。
 ・「転院率」は、転院患者数/全退院数で計算しています。
【解説】
 卵巣腫瘍や子宮体癌診断のための手術例が徐々に増加してきています。
 手術例以外では、機能性子宮出血による重度貧血の治療例があります。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020180xx97x0x0 糖尿病性増殖性網膜症 手術あり 手術・処置等2 なし 片眼 7.96
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 7.31
160250xxxx1xxx 眼損傷 手術・処置等1 あり 10.13
020240xx97xxx0 硝子体疾患 手術あり 片眼 6.63
020210xx97x0xx 網膜血管閉塞症 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 7.32
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 2.85
020110xx99xxxx 白内障、水晶体の疾患 手術なし 2.59
【集計条件】
 ・平成29年4月1日から平成30年3月31日までの退院患者数です。
 ・「入院後24時間以内に死亡した患者」又は「生後1週間以内に死亡した新生児」は集計の対象から除いています。
 ・患者数が10未満の場合は「-」で表示しています。 
 ・「転院率」は、転院患者数/全退院数で計算しています。
【解説】
 原則、前日入院にて手術を行っています。水晶体再建術は2泊3日あるいは3泊4日の入院です。
 眼内レンズ脱臼、眼内レンズ二次移植の手術、糖尿病網膜症、網膜前膜などの硝子体手術は約1週間の入院です。
 白内障手術は「短期滞在手術等基本料3」の対象となるため、上記の数字に含まれていません。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 8.01
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 5.48
030430xx97xxxx 滲出性中耳炎、耳管炎、耳管閉塞 手術あり 3.29
030200xxxxxxxx 腺内唾石 6.64
030440xx99xxxx 慢性化膿性中耳炎・中耳真珠腫 手術なし 5.98
【集計条件】
 ・平成29年4月1日から平成30年3月31日までの退院患者数です。
 ・「入院後24時間以内に死亡した患者」又は「生後1週間以内に死亡した新生児」は集計の対象から除いています。
 ・患者数が10未満の場合は「-」で表示しています。
 ・「転院率」は、転院患者数/全退院数で計算しています。
【解説】
 当院の特色として小児疾患、とくに口蓋扁桃肥大、アデノイド肥大に対して手術を行っているので、その入院が最も多くなっています。
 次いで若年成人の急性扁桃炎、扁桃周囲膿瘍での入院治療が挙げられます。他にも、小児科・形成外科と連携して鼓膜チューブ挿入術を行っています。
 小児の唾石症は、全身麻酔で口内法による摘出術を行います。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 10 13 1 7
大腸癌 16 10 36 19 1 7
乳癌 1 7
肺癌 1 7
肝癌 36 1 7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
【集計条件】
 ・「最も医療資源を投入した傷病名」の症例(患者)数を集計しています。「入院時併存傷病名」や「入院後発症傷病名」の症例(患者)数は集計の対象から除いています。
 ・平成29年4月1日から平成30年3月31日までの退院患者数です。
 ・「入院後24時間以内に死亡した患者」又は「生後1週間以内に死亡した新生児」は集計の対象から除いています。
 ・患者数が10未満の場合は「-」で表示しています。
 ・患者数は退院数となります。複数回入院の場合は入院回数分が集計さています。
 また、一部はDPC制度対象外であり、今回の集計対象には含まれていません。
【解説】
 当院の5大癌の症例数は、大腸癌、肝癌、胃癌、肺癌、乳癌の順となっています。
 大腸癌・肝癌・胃癌では、早期であるStageⅠからStageⅣや再発の治療まで幅広く診療しております。
 肝癌では、原疾患の特性上、繰り返し癌が再発することが多く、切除や塞栓療法、化学療法などあらゆる治療に対応しています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症
中等症 41 15.07 81.41
重症 15 22.80 81.53
超重症
不明
【集計条件】
 ・入院の契機となった傷病名および最も医療資源を投入した傷病名が「肺炎レンサ球菌による肺炎」・「インフルエンザ肺炎」・「細菌性肺炎」の(ICDコードがJ13~J18$で始まる)症例(患者)数を集計しています。
 ・平成29年4月1日から平成30年3月31日までの退院患者数です。
 ・「入院後24時間以内に死亡した患者」又は「生後1週間以内に死亡した新生児」は集計の対象から除いています。
 ・患者数が10未満の場合は「-」で表示しています。
 ・重症度についてはA-DROPスコアを用いています。
  年齢(Age)、脱水(Dehydration)、呼吸(Respiration)、意識(Orientation)、血圧(Pressure)の5つを点数化して重症度を評価します。
【解説】
 重症・超重症の肺炎患者さんも66症例中16症例と比較的多く診療しています。  
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 34 31.85 76.68 48.84
その他
【集計条件】
 ・「最も医療資源を投入した傷病名」の症例(患者)数を集計しています。「入院時併存傷病名」や「入院後発症傷病名」の症例(患者)数は集計の対象から除いています。
 ・平成29年4月1日から平成30年3月31日までの退院患者数です。
 ・「入院後24時間以内に死亡した患者」又は「生後1週間以内に死亡した新生児」は集計の対象から除いています。
 ・患者数が10未満の場合は「-」で表示しています。
 ・「転院率」は、転院患者数/全退院数で計算しています。
【解説】
 3日以内の脳梗塞の患者さんが約8割となっています。発症後間もない急性期脳梗塞の患者割合が高いということです。当院は救命救急センターを設置しており、急性期の患者さんを積極的に受け入れています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 25 3.60 3.16 4.00 69.88
K721-4 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層)
K386 気管切開術
K708-3 内視鏡的膵管ステント留置術
K533-2 内視鏡的食道・胃静脈瘤結紮術
K2762 網膜光凝固術(その他特殊)
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む)
【集計条件】
 ・平成29年4月1日から平成30年3月31日までの退院患者数です。
 ・「入院後24時間以内に死亡した患者」又は「生後1週間以内に死亡した新生児」は集計の対象から除いています。
 ・患者数が10未満の場合は「-」で表示しています。
【解説】
 手術手技としましては上下部消化管内視鏡による粘膜切除術(EMR)、粘膜下層剥離術(ESD)、止血術、胃瘻造設術などを行っています。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 49 4.49 5.65 4.08 71.61
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 20 0.00 13.80 15.00 70.95
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 16 4.00 8.63 25.00 82.00
K5463 経皮的冠動脈形成術(その他) 10 2.30 2.70 10.00 72.00
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術
【集計条件】
 ・平成29年4月1日から平成30年3月31日までの退院患者数です。
 ・「入院後24時間以内に死亡した患者」又は「生後1週間以内に死亡した新生児」は集計の対象から除いています。
 ・患者数が10未満の場合は「-」で表示しています。
【解説】
 虚血性心臓病の患者数が多いことから、冠動脈ステント術が最も多い手術です。
 高齢者心不全患者の増加に伴い、高齢でのペースメーカー移植術や長期臥床に伴う重症下肢虚血に対するカテーテル治療が増加しています。
 多岐にわたる高齢者心不全の原因に対応していくことが重要であると考えています。
小児科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7151 腸重積症整復術(非観血的) 40 0.08 2.58 0.00 2.10
K403-23 嚥下機能手術(喉頭気管分離術)
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他)
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他)
K386 気管切開術
【集計条件】
 ・平成29年4月1日から平成30年3月31日までの退院患者数です。
 ・「入院後24時間以内に死亡した患者」又は「生後1週間以内に死亡した新生児」は集計の対象から除いています。
 ・患者数が10未満の場合は「-」で表示しています。
【解説】
 当科では腸重積症の整復は、X線透視下整復術のような被爆のリスクのないエコー下非観血的整復術を行っています。
 他科の疾患の術後管理も小児科で行っています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 75 0.20 4.37 0.00 16.33
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 55 0.73 1.58 5.45 71.40
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 47 3.49 7.49 2.13 62.55
K6335 鼠径ヘルニア手術 29 0.83 3.10 3.45 17.17
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 28 1.43 14.36 7.14 73.04
【集計条件】
 ・平成29年4月1日から平成30年3月31日までの退院患者数です。
 ・「入院後24時間以内に死亡した患者」又は「生後1週間以内に死亡した新生児」は集計の対象から除いています。
【解説】
 当院では小児救急センターを併設していることから、虫垂炎手術が最も多くを占めています。
 また、悪性腫瘍に対する手術を含めてほとんどの手術は鏡視下手術で行っています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 等 51 3.06 33.35 62.75 67.00
K0462 骨折観血的手術(前腕) 等 23 2.87 25.91 17.39 38.13
K0811 人工骨頭挿入術(股) 22 6.41 32.41 81.82 82.77
K0483 骨内異物(挿入物を含む)除去術(前腕) 等 13 0.92 3.08 0.00 22.00
K0482 骨内異物(挿入物を含む)除去術(上腕) 等
K0463 骨折観血的手術(鎖骨) 等
【集計条件】
 ・平成29年4月1日から平成30年3月31日までの退院患者数です。
 ・「入院後24時間以内に死亡した患者」又は「生後1週間以内に死亡した新生児」は集計の対象から除いています。
 ・患者数が10未満の場合は「-」で表示しています。
【解説】
 手術は四肢、上肢帯に対する骨折観血的手術が中心で、大腿骨頚部骨折に対する人工骨頭挿入術、骨折の手術後の骨内異物除去術が比較的多くなっています。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4073イ 顎・口蓋裂形成手術(顎裂を伴う)(片側) 23 1.04 7.0 0.00 7.17
K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満) 15 0.60 1.93 0.00 14.80
K347-2 変形外鼻手術 14 1.00 6.79 0.00 16.64
K4263 口唇裂形成手術(片側)(鼻腔底形成を伴う) 12 1.00 5.92 0.00 3.00
K0061 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm未満) 10 0.30 2.50 0.00 32.30
K0463 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(躯幹) 等 10 0.60 5.40 0.00 53.30
【集計条件】
 ・平成29年4月1日から平成30年3月31日までの退院患者数です。
 ・「入院後24時間以内に死亡した患者」又は「生後1週間以内に死亡した新生児」は集計の対象から除いています。
【解説】
 2017年形成外科では年間1,346件の手術を行い、そのうち383件が入院手術でした。
 当科の特色として体表の先天異常を多く扱っており、2017年では128件の先天異常の手術を行いました。
 DPCでも口唇裂・顎裂・口蓋裂及びそれに伴う変形外鼻に対する手術の件数が多くなっています。
 皮膚、皮下腫瘍や軟部腫瘍でも必要に応じて手術や全身麻酔での手術を行っています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 等 12 1.92 26.25 50.00 74.50
K145 穿頭脳室ドレナージ術
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内)
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む)
K1642 頭蓋内血腫除去術(開頭)(硬膜下)
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他)
【集計条件】
 ・平成29年4月1日から平成30年3月31日までの退院患者数です。
 ・「入院後24時間以内に死亡した患者」又は「生後1週間以内に死亡した新生児」は集計の対象から除いています。
 ・患者数が10未満の場合は「-」で表示しています。
【解説】
 昨年度はスタッフの異動に伴い、受診制限を設けていた時期もあり、手術件数が少なくなっています。
 頭部外傷や脳出血等の早期の手術治療を要する疾患は術前日数が短い傾向ですが、特に脳出血は術後も継続的なリハビリテーションを要する場合が多く、当院で早期よりリハビリテーションに着手し、病状が安定した段階でリハビリ専門病院の治療に引き継ぎます。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 15 1.13 8.40 0.00 79.33
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用)
K8281 包茎手術(背面切開術)
K836 停留精巣固定術
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー)
【集計条件】
 ・平成29年4月1日から平成30年3月31日までの退院患者数です。
 ・「入院後24時間以内に死亡した患者」又は「生後1週間以内に死亡した新生児」は集計の対象から除いています。
 ・患者数が10未満の場合は「-」で表示しています。
【解説】
 閉塞性腎盂腎炎に対する緊急処置として、尿管ステント留置術が増えています。
 また、膀胱癌に対する経尿道的切除術が主要な手術ですが、尿管鏡及びレーザー装置を導入し、結石に対する手術も増加しつつあります。
 当院では小児診療が充実しており、他院と比較し小児泌尿器の手術の割合が多い傾向です。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K861 子宮内膜掻爬術
K8881 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(開腹)
K849 女子外性器腫瘍摘出術
K851-31 癒合陰唇形成手術(筋層に及ばない)
K867 子宮頸部(腟部)切除術
【集計条件】
 ・平成29年4月1日から平成30年3月31日までの退院患者数です。
 ・「入院後24時間以内に死亡した患者」又は「生後1週間以内に死亡した新生児」は集計の対象から除いています。
 ・患者数が10未満の場合は「-」で表示しています。
【解説】
 子宮体癌診断目的の子宮内膜掻爬術、卵巣腫瘍摘出術、子宮頚部異形成に対する円錐切除術などを行っています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他) 88 0.99 1.43 0.00 75.55
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) 10 1.00 8.30 0.00 64.40
K279 硝子体切除術
【集計条件】
 ・平成29年4月1日から平成30年3月31日までの退院患者数です。
 ・「入院後24時間以内に死亡した患者」又は「生後1週間以内に死亡した新生児」は集計の対象から除いています。
 ・患者数が10未満の場合は「-」で表示しています。
【解説】
 原則、前日入院にて手術を行っています。水晶体再建術は2泊3日あるいは3泊4日の入院です。
 眼内レンズ脱臼、眼内レンズ二次移植の手術、糖尿病網膜症、網膜前膜などの硝子体手術は約1週間の入院です。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 11 0.82 6.82 0.00 8.64
K309 鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術
K4502 唾石摘出術(深在性)
K4501 唾石摘出術(表在性)
K340-4 内視鏡下鼻・副鼻腔手術2型(副鼻腔単洞手術)
【集計条件】
 ・平成29年4月1日から平成30年3月31日までの退院患者数です。
 ・「入院後24時間以内に死亡した患者」又は「生後1週間以内に死亡した新生児」は集計の対象から除いています。
 ・患者数が10未満の場合は「-」で表示しています。
【解説】
 小児及び年小者の扁桃摘出手術が最も多く、次いで幼小児の鼓膜チューブ挿入術を主に全身麻酔で行っています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる
180010 敗血症 同一 14 0.19
異なる 14 0.19
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一 15 0.21
異なる
【集計条件】
 ・「最も医療資源を投入した傷病名」の症例(患者)数です。「入院時併存傷病名」や「入院後発症傷病名」の症例(患者)数は集計の対象から除いています。
 ・平成29年4月1日から平成30年3月31日までの退院患者数です。
 ・「入院後24時間以内に死亡した患者」又は「生後1週間以内に死亡した新生児」は集計の対象から除いています。
 ・患者数が10未満の場合は「-」で表示しています。
【解説】
 当院では重症な感染症治療を行っております。手術や他の治療が行われた場合は上記の病気があっても集計対象とならない場合がありますので、実際の症例数(入院患者数)は多くなります。
 「手術・処置等の合併症」には一定の可能性でおこる合併症が含まれています。おもに、「予防接種後発熱」・「術後創部感染」などです。

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