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DE-1グランプリで優秀賞・新人賞を受賞しました

カテゴリ:お知らせ,患者様向け
公開日:2023年08月01日

当院放射線技術課の谷拓弥技師がDE-1グランプリにおいて、「Dual Energy CTによる物質密度値を用いた人工股関節全置換術術前における骨密度評価」の研究により優秀賞と新人賞をダブル受賞しました。

DE-1グランプリとは〉
Dual Energy CTを用い、研究活動を行っている方を対象に、活発な研究活動を奨励し意欲向上に資することを目的とし、優れた研究活動の成果に対して表彰するもの。

Dual Energy CTとは〉
管電圧の異なる2種類のX線でCTを撮影する技術。2種類のX線エネルギーのデータを取得し、質量減弱係数が物質やX線エネルギーによって変化することを利用して画像化する技術。

〈受賞コメント〉
この度は、「Dual Energy CT 日本一決定戦:DE-1 グランプリ」において、新人賞と優秀賞を受賞させて頂き、誠にありがとうございます。
人工股関節全置換術では、術後にステム周囲の骨密度が低下し、再置換を余儀なくされることがあります。予後の予測には術前・術後の骨密度評価が重要とされており、骨塩定量検査が主流となっていますが、大腿骨頸部骨折による激しい疼痛がある場合、手術前に骨塩定量検査を行うことは容易ではありません。
一方で当院では, 人工股関節全置換術の術前計画用にCT検査を実施しています。そこで、Dual Energy CT撮影で得られた密度値と骨塩定量検査の骨密度との相関を検証することにより、Dual Energy CT撮影を用いた大腿骨の骨密度評価の有用性について検討しました。結果としては、Dual Energy CT撮影から得られるカルシウム密度値は骨塩定量検査の骨密度と良好な相関が得られ、DECTを用いた大腿骨の骨密度評価は有用であることを本研究では報告しました。
日々の臨床業務と同時に研究発表を行うことは大変に思うことがありますが、課題や疑問点を改善するために研究発表を行い、その結果を臨床にも反映することで、より良い医療を提供できるように精進していきたいと思います。
なお、本研究は今年度行われた日本放射線技術学会第79回総会学術大会で発表しました。今後は論文化に向けて尽力していきたいです。
最後に、この賞を受賞するにあたってご尽力頂いた整形外科の城野先生、診療支援部放射線技術課の皆さまに、この場を借りて心より感謝申し上げます。

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